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水産学習館ガイド【9】小型魚水槽コーナー アクリル水槽③

私たちは「アクリル水槽右」と呼んでいます。

水槽には「アブラボテ」というタナゴの仲間と、「アメリカザリガニ」が暮らしています。
アブラボテは本州の濃尾平野以西に見られる種類で、基本的にみなかみには分布していません。
ここではみなかみにも生息しているアメリカザリガニについて解説したいと思います。

アメリカザリガニ

みなかみ産のアメリカザリガニ

アメリカザリガニは北アメリカ南部を中心に生息するザリガニの仲間ですが、繁殖力が高く丈夫でいろいろな環境に適応することから南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、世界中に分布を拡げています。二ホンでも「特定外来生物」に指定されていて、販売や野外に放すことは法律で禁止されています。
みなかみに来るまでは「田んぼの用水路などで採集をおこなえば、最初にたも網に入るのがアメリカザリガニ」というイメージを持っていました。ですが、みなかみの用水路で採集をしても、アメリカザリガニは簡単に見つかりません。正確には、今のところアメリカザリガニを採集できたことがありません。ため池などで見つかるという話を聞いていますが、採集できないことにちょっと驚いています。
みなかみの冬は-5℃を下回る気温になることが珍しくありません。用水路のような少ない水量では、ザリガニも完全に凍り付いてしまい、冬を越せないのかもしれません。そう考えれば、冬も凍らない場所がある「ため池」で見つかることも理解できます。

当館で展示しているアメリカザリガニは、町内のため池で採集された「みなかみ産」のアメリがザリガニです。「かいぼり」「池干し」などと呼ばれる、池の水を抜いて外来種の駆除や池の水質改善を目指す取り組みをおこなっているため池があり、そこからアメリカザリガニを頂きました。飼育をしてみると思った以上に難しかったのですが、展示している個体は脱皮を繰り返しながら少しづつ成長しています。
ぜひ、みなかみ産のアメリカザリガニを観察してみて下さい。

アメリカザリガニの脱皮殻

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