お知らせ

水産学習館ガイド【11】渓流水槽コーナー 中流水槽

水紀行館

中流水槽は上流水槽の手前、流れで言えば下流側に位置しています。上下二つの水槽があり、下段の水槽は上流からの流れを受け、下流の水槽に流れ込みます。上段の水槽からは落差1mほどの小さな滝が下流に流れ込んでいます。

ウグイ

中流下段の水槽にはウグイの群れが生活しています。みなかみでは、ウグイは最もなじみのある魚の1種で、小さなウグイは「クキ」と呼ばれ、子供の魚採りの定番だという話。また、昔は産卵のために集まるウグイを投網で漁獲する「マヤ漁」と呼ばれる漁が盛んにおこなわれていたそうです。
そんなウグイですが、実は河口から上流域まで幅広く分布し、汚れた水や酸性度の高い水でも生息できる、かなり丈夫で飼育しやすい種類として知られています。また、繁殖期には婚姻色が現れ、赤みがかったきれいな体色になる種類でもあります。
ですが、驚いた時に勢いよく飛び跳ねる習性があるため、注意する必要があります。お客様から「魚が水槽から飛び出ている」という話を受けてかけつけると、たいていウグイが床に飛び跳ねています。
当館ではカプセルマシーンを利用した給餌体験「ウグイのごはん」を開催しているので、ぜひ一度体験してみて下さい。群れで餌に集まるようすは圧巻です。

エサに群がるウグイの群れ

ニジマス

中流上段にはニジマスが暮らしています。こちらもみなかみではなじみ深い魚種ですが、「食べる」ことに関する親しみの方が深いかもしれません。「マス」と言えばサクラマス(ヤマメ)、サツキマス(アマゴ)、アメマス(イワナ)など、多くのサケ科に属する魚類に使われる言葉ですが、みなかみでは「ます」と言えば「ニジマス」を指すことからも、生活に深く関わる魚であることが分かります。「道の駅 水紀行館」でも、繁忙期にはマスの串焼きを販売しているので、ぜひ一度ご賞味ください。
ニジマスという和名は、英名「レインボートラウト」をほぼ直訳したものですが、これは繁殖期のオスに現れる婚姻色が、光沢のある虹色に見えることが語源のようです。群馬県では、通常は2年で成熟するニジマスから3年で成熟する系統を固定化することに成功しました。3年で成熟する系統を「ギンヒカリ」として商標登録し、ニジマスのブランドとして売り出しています。当館でもギンヒカリを展示した時期がありましたが、またいつか展示できればと考えています。

ニジマス

    アーカイブ